05834-200326 新日本フィルハーモニー交響楽団が「テレワークでパプリカやってみた」ら大人気
https://youtu.be/kT9aO3qLisw
shio.iconはもう何十回見たかわからない。見るたびに新発見があって面白すぎ。
まずは上の動画をご覧くださいませ。
新型コロナウィルスの影響を受けてすべてのコンサートがキャンセルされたため、メンバーたちが、同じ音源を聴きながら各自バラバラに自宅等で撮影したファイルを、オーケストラとして一つにまとめて編集した映像です。発案、編集はトロンボーンの山口尚人さん。
指揮者不在。
コンサートマスターの姿も見えない。
そういう状況でオケが一つにまとまるのは至難の技。
企画が持ち上がってからメンバーがiPhoneなどを使ってそれぞれ自宅で録音・録画し、そのファイルを山口さんへ送ります。少しずつ届くファイルを、山口さんが日々、少人数編成のファイルに製作。最終的にすべてのファイルが集まったら、完成版を製作。完成版の製作中はPCが10分に1回フリーズして大変だったそうです。
以下、1日目から順に貼ります。
シンニチテレワーク部始動!テレワークでパプリカやってみた!
https://youtu.be/QjDpXJeNp7w
テレワークでパプリカやってみた!〜2日目〜
https://youtu.be/i_jbeuv5iJ4
《新日本フィル》テレワークでパプリカやってみた!(3日目)
https://youtu.be/IXV_I875yWI
《新日本フィル》テレワークでパプリカやってみた!〜4日目〜管打楽器編
https://youtu.be/-xjEPQj6d34
《新日本フィル》テレワークでパプリカをやってみた!〜5日目〜
https://youtu.be/iXiZMwnQd98
《新日本フィル》テレワークでパプリカやってみた!〜6日目〜
https://youtu.be/2zCZSdRgte4
《金管五重奏》テレワークでパプリカやってみた!〜特別編〜
https://youtu.be/Qu-ak-PhEHU
冒頭のファイルが最終回の完成版(同じものを末尾にも貼りました)。
62人がバラバラに演奏したものを一つにあわせたとは思えない一体感。普段のコンサートとは違って一人ひとりの動きがよく見えるから、観察すればするほど面白い。
映像の右上に、新日本フィルのコンサートマスター3人が並んでいます。実際のコンサートではこの3人が一緒に演奏する機会はありません。その意味でも非常に貴重な映像。ボウイング(弓のアップダウン)が三者三様なのが面白い。普段のコンサートではコンサートマスターがボウイングの指示を出して統一しますが、今回はそれもないので、各メンバーのボウイングや弾き方を見ることができるのも面白い。
お子さんが一緒に歌っている人とか、面白い場所で撮影(演奏)している人とか、普段着もいろいろ。
一度撮影してファイルを送って小編成のファイルが公開されたあと、再度収録した人もいます。収録の様子を直接見ていると、オケのメンバーが一ヶ所に集まって指揮者に合わせるのではなく音源を耳で聴きながらそれに合わせて弾く、というのは相当難しそう。なので、他の人のファイルと合わせ聞くと、微妙にずれているわかって、再録音したくなる。それがこの方式の難しさであり面白さでもある。
そんな難しさをまったく感じさせない完成版をぜひお聴きください!!
なおメンバーの配列も興味深い。
普通は弦楽器が手前、管楽器が奥。オーケストラの並び方にはいくつかのスタイルがありますが、一般的には弦楽器は左から時計回りに1st violin、2nd violin、cello、viola、その奥にcontrabass。管楽器も左が高音部で右が低音部。
でもこの完成版を見ると、逆に並んでいます。右上にコンサートマスター、それを囲む1st violin、左にかけて2nd violin、viola、そしてcontrabassとcello。何故かしら。
推測ですが、左下、左から4人目の山口さんがステージで見ている風景なのかもしれません。そんな見方も面白い、貴重な動画です。
新日本フィルはいま、運営の危機にあります。
webサイトで寄付を募っていますので、リンクを貼っておきます。
《新日本フィル》テレワークでパプリカやってみた!〜最終回〜
https://youtu.be/kT9aO3qLisw